Xで「本当にうまいもつ焼き」についてポストしたところ、板橋の「スタンドトトノイ」がとても良いのでぜひ行ってみてほしい、とお薦めいただいたので行ってみた。正直に言おう。サウナの如く短時間で最高にトトノイました。
場所とメニュー
お店はJR板橋駅から徒歩２分弱。やきとんで有名な「赤尾」の先の狭い路地を入ったところにある。
覗いてみると若い女性２人組とこれまた若いカップルが楽しそうにワイワイやっている非常に眩しい。お店は小さく、店の奥に向かって伸びるカウンターのみ。入店可能な人数は最大6〜7名といったところ。ザ・狭小店である。
こちらのお店は鉄板で焼いた皿ホルモン、野菜、ドリンクがALL390円、非常にわかりやすい。ビールは小瓶でアサヒ、キリン、サッポロから選ぶことができる。アサヒを注文し試合開始である。
メニューを睨むとこの日は入荷のなかった部位があるようで、すでに売り切れの「バツ印」が出ているものもあった残念…。気を取り直してまずはタンとはらみ、それにズッキーニを注文した。
たんとはらみ
自分の場所は鉄板の真前。一口大にカットされたはらみとたんが鉄板の上でシャワシャワと音を立てている。肉が焼かれる姿をただただ眺めているとなんか心が洗われている感じがするから不思議だ。これがトトノイの正体か！？
程なく直径１０センチほどの銀皿に盛られたたん焼きが到着。分量は通常のもつ焼きの2串ちょっとといったところ。塩味がついておりそのままいただけるのも有り難い。食べてみるとさっぱりとした肉質、焼き目が香ばしくごま油の香りがアクセントを添える。お皿には山葵が添えられており味わいに変化もつけられる。いいぞこの感じ…。
たん焼き（山葵つき）
続いてはらみ。こちらは弾力ある肉質で噛むほどに味が滲み出てくる「はらみオブはらみ」。で、タンと同じく塩焼きなんですけどね、こちらには味噌が添えられているんですよわかります？調味料変えてくれたんだって嬉しくなりましてね、タン焼きについていた残りの山葵もつけたりなんかしてね、自由に楽しみましたね、えぇ。
はらみ焼き（みそ付き）
ズッキーニとはつとしろ
お次はズッキーニ焼き。焼き目が香ばしく水分がとじ込められていて瑞々しい。そこにタバスコ、強い酸味と辛味が刺激的な味わい。ちょっとビール持ってきてもらえます？（注文してたのは日本酒である。）
ズッキーニ焼き（タバスコかけ）
いよいよつまみが足りなくなってきたのではつとしろを追加。
はつ焼きの味付けは塩と胡椒、こちらは柚子胡椒を添えて。血生臭さはなくクリーンそのもの、食感もサクサク。「はつがうまいお店は何を食べてもうまい」という経験則があるのだが今回は「逆」を証明する結果となった。何食ってもうまいもつ焼き屋ははつも当然うまい。
はつ焼き（柚子胡椒付き）
最後のしろはタレ焼き。今度は豆板醤……だんだんどの調味料で攻めてくるのか楽しみになってきたね。鉄板焼き4種類、全部調味料違うのすげぇな。
「しろ」と注文して出てくるのが大腸のお店と直腸のお店がありますよね？こちらは肉厚な直腸のしろ。ぐにぐにと弾力があり噛み込むほどに味わい深い。
しろ焼き（豆板醤付き）
ビール小瓶、日本酒2杯、鉄板焼き5品で3000円ちょっと。小一時間サクッと飲めて美味しいもつ焼きにありつける。使いやすいことこの上ない板橋のサウナ（酒場）。また訪問したい。
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