洋食ともつ焼きの合わせ技、鐘ヶ淵「ひえき」を訪問

酒場

鐘ヶ淵には酒亭田中さんに行くためにこれまで何度か訪れているのですが、駅前に魚真さんがあるくらいであまり酒場らしいところがないなーと思いながら駅前をうろうろしていたところ見つけたお店です。駅から超ちけーじゃん。日を改めて入ってみると美味しいもつ焼きと本格的な洋食が食べられるオモウマイお店でした。

場所と雰囲気

場所は鐘ヶ淵駅から徒歩1分以内という素晴らしい立地。曲線が特徴の大きな窓、縦格子の入り口扉などがどことなくレトロな雰囲気でいい感じです。

入り口です

中に入ると左手側に厨房とカウンター席、右手側にテーブル席があります。店内もやはりちょっとレトロな雰囲気。カウンターの座席が純喫茶みたいなベロア調のやつだからでしょうか。もつ焼き店にありがちなワイガヤとは一線を画す雰囲気で好感が持てます。

まず驚かされるのはメニューの豊富さ。もつ焼きが看板メニューなのはその通りなのですが、イタリアンの影響を感じるパスタや一品料理、日替わりで楽しめるクラフトビールなど、大衆酒場という枠には収まらない魅力的なメニュー構成です。

この日は瓶ビールと一品物のつまみをつつきつつ、焼き物を決めていくことにしました。飲む物、食べるもの決めている時が一番楽しい。

つまみともつ焼き

まずお願いしたのが根セロリのタルタル。見た目はアレだけどこれがシャキシャキでうまいのよ。味わいはシンプルなマヨソースなんだけどイタリアンパセリが爽やか。こりゃポテサラ、マカサラみたいな不健康極まりないサラダもどきよりずっと健康的だね。良いつまみ。

根セロリのタルタルです

メニューにたくさん載っていて圧が強いアヒージョ系の中からホタルイカのアヒージョをチョイスしました。ちょっと写真がぶれてますけど。イカすごい入っているのとわたの旨みと香りが溶け込んだ脂が美味しいね。パンの量も気前が良くて最高です。

ピンボケ

もうちょっとつまみ頼めばよかったなー、すごく美味しい。

続いてメインのもつ焼きです。1本150円均一と大変お値打ちですが、おまかせ5本だと700円とさらにお買い得です。ジャパネットたかたみたいになってきたな。こりゃおまかせ一択だ。

まずはかしらとはつ。柔らかなカシラとサクサクのハツ。ペッパーと塩の組み合わせは素材を素直に味わうことができてやっぱり好きです。

かしらとはつ

続いてレバー。私はレバーという部位はあまり頼まない質なのですが、分厚い肉く綺麗に串打ちされた肉が丁寧にたれ焼きされていれば当然手が伸びるわけです。そしてうまい。ビールが進む一品です。

これは美しい

4本目はテッポー。これは大好物の部位です。臭みがなくグニグニとした噛み心地と滲み出る脂がタレとよくあいます。これは大好物の部位。

テッポー

おまかせの最後、ちょっとこれどの部位か忘れてしまった。多分ナンコツかなと思います。コリコリとした食感が小気味良いですね。焼き加減が素晴らしい。これが1本150円以下は非常に満足度が高い。

多分ナンコツ

焼き物を追加していきましょう。まずははらみとはつもと。はらみは味噌焼きで出てきます。こりゃ珍しい。みその柔らかい塩気とコクがいいなー。はつもともとても美味しい。やはり焼き加減がとても良いです。

はらみとはつもと

そしてこの日一番の串がこのちれです。焼き加減はいわずもがな、食べるとスパイシーな香りが鼻を抜けていきます。味わいも申し分ない。素晴らしい一本。

感動した一本

観察しているとみなさん〆にはパスタを注文していました。もつ焼きながらフライパンでパスタをあおる光景のなんとも言えないはずし感がとても面白い。今回はもつ焼き中心でしたが、洋食目当てに訪れるのも大アリな酒場なのでした。美味しかった。ごちそうさまでした。

ここは隅田川ブルーイングのビールがあるのですが、小売品がないようなので最近飲んで美味しかったビールを貼っておきます↓

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