極小で極上のつまみが出てくる店、目黒「池田商店」を訪問

目黒

何度か酒場でご一緒している方から「お主の好きそうな店があるがゆかぬか?」とお誘いいただき訪問したお店です。入り口からは想像できないほど小さなお店なのですが、焼き鳥をはじめとする極上のつまみがいただけます。狭小店の魅力が凝縮されたとてもいい酒場でした。

場所と雰囲気

場所はJR目黒駅の西口から徒歩1分、飲食店が多く集まるサンフェリスタ目黒という商業ビルの地下1階にある。のれんにプリントされた丸い篆刻のようなロゴをずっと眺めていると池田商店の文字が浮かび上がってきますがはっきり言ってわかりづらいです。とにかく中に入ってみましょう。

ロゴです

中に入るとまずびっくりするのがその狭さ(失礼)。大人5〜6名がかろうじて入れるかどうかというカウンター席がL字に並んでいます。多分厨房はもっと狭いなこれ。なんということでしょう。先客が4名おりほとんど満席に見えるのですが、奥に通してもらうと案外座ることができる。これからどうなってしまうんだという期待と不安が入り混じります。

大将はとても朗らかなお人柄でニコニコキビキビ焼き鳥を焼いていきます。ところが使用しているのは七輪です。そんなのアリなのか…たしかに一般的な焼き場を設けるスペースはないですね…。そして焼き鳥はすごく美味しそう。ご一緒した方と一緒にまずは生ビールを注文。始めていきましょう。

つまみと焼き鳥

まずお願いしたのがお刺身。鯵となにかです(忘れた)。あれ?これすごく美味しいんじゃないか?いいお魚を使っているなーと思ったのと、身の水分がちょうどよく抜けていて旨みが豊富。仕事が光ります。

刺身です

焼き鳥はアラカルトでお願いしました。一本270円からと値段だけを見ても比較的リーズナブルです。

まずはせせり。これはもう文句なく美味しい。表面は張っているのですがぷりぷりというよりは若干柔らかな食感。じわっと広がる肉汁がたまりません。

せせり

2本目はうずら。これはご一緒した方の一押しです。しっかりと中まで味が染み込んだうずらの卵。黄身がぎりぎりに固くならない程度の半熟具合です。とても好ましい。

うずら超うまい

お次ははつもと。これはタレがいいですねー。塩気の効いた濃いめのタレです。身のくにゅっとした食感も申し分なし。

はつもと

もも焼きです。ボリュームがあってふっくら柔らかな肉質。サクサクと一気に食べてしまいました。おいしいねーおいしいねー。

もも

焼き鳥後半

お次はつくね。ふっくらとした仕上がりです。やはりこのお店はタレ焼きがとてもうまい。寄せているため小ぶりに見えますが大きさも文句なしです。

つくね

一品しゅうまいを挟みました。これ一個80円で二個から注文できるんですが、肉汁ほとばしる餡にしっかりと味がついていて味蕾もニッコリです。4つ食べればよかった。メニュー名は「伝説の料理長直伝の一口シウマイ」。伝説の料理長とやらが何者か気になるところです。

伝説の料理長です

うずらのお代わりとささみわさびです。柔らかくしっとりと焼き上げられており繊維にそってほぐれていくような食感がたまりません。中にもしっかり火が入っています。こりゃうまい。

ささみわさび

ホタルイカの炭火焼き。潮の塩分もありやや塩辛い仕上がり。苦味もあってもうこれは完璧な日本酒のアテです。どんどん飲んでいきましょう。

ホタルイカ

はつと手羽元です。ジャクっと小気味の良い歯ごたえと肉汁。改めて見るとこちらの焼き物はどれも焼き目が揃っているというか均等で非常に美しいですね。どうやって焼いているんだ?七輪でした。

はつです

手羽元です

鶏スープにどっぷりと浸かった焼きおにぎりでフィニッシュです。香ばしい焼きおにぎりのおこげと鳥スープが混ざり合ってとてもいい香り。ちょっと汁がしみておこげの硬さがまだ残っている状態からお茶漬けのようにほぐれた状態まで楽しめます。この食べ方めちゃくちゃいいな。

鶏スープと焼きおにぎり

満足しました。焼き鳥以外のつまみの幅も広く楽しいお店。駅前にこういうところがあるのを知っていると助かります。それはそうと目黒駅周辺って面白そうな酒場多くないですかね。いきたいフランス料理店もあることですし近々また来ようと思います。ごちそうさまでした。

↓飲んだ日本酒。いくつか飲んだけど爽やかな香りで一番よかった。

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