9月某日、出先での仕事が早く終わり菊川の「みたかや酒場」を訪問した。ここを訪れるのは数年ぶり。
場所
菊川駅A2出口を出て新大橋通りを森下方面に歩き、道を左に曲がって3分ほど。「閑静な住宅街」という言葉はこの場所のためにあるといった趣の閑静な住宅街にお店はある。
実は開店前に到着してしまいお店が周りに溶け込みすぎていて場所わからず…。
マップをもう一度確認して店の前に到着。程なくすると、シャッターがガラガラと上がって暖簾が出た。大将の息子さんかな?「一人です」と告げると「真ん中へどうぞー」と明るく迎えていただいた。
カウンターに腰掛け、すぐにビールを注文。待っている間、目の前に並ぶ大皿料理を物色。里芋、れんこんのきんぴら、オクラのおひたし。うまいに決まってんだこんなもんは。
雨除けに何も書いてないので開店前に行くと場所が分かりづらい
本日の煮物
ところが、大瓶が届くと同時に大将から「今日は冬瓜とじゃがいも」と告げられる。
はてと厨房を覗き込むとどうやら日替わりの野菜煮を準備しているらしい。すかさず冬瓜と牛もつ煮込みを注文する。テーブルが煮物だらけになったことは言うまでもない。
まずは名物のもつ煮込み。醤油ベースですかねこれ。グニグニプリプリの牛もつに甘いコクのある煮汁が絡んでいる。うーん、うますぎる。牛も喜ぶ旨さだ。
名物の牛もつ煮込み(500円)。プリプリ。
続いて冬瓜の煮物。鳥のひき肉(らしきもの)が入っている。ほんのり生姜の香りがあり、出汁の旨味が餡に詰め込まれている。ばあちゃんの家でお茶菓子と一緒になぜか出てくる煮物に似た安心感。うまい。
冬瓜の煮物(450円)。安心感のあるビジュアル。
赤マンボウの照り焼き
煮物を頬張りながらビールを啜ってると、息子さんが「今日は赤マンボウあるよ、照り焼き。食べる?」と客のおっちゃん(おじA)に推し活しはじめた。
赤マンボウ……いいですねぇ、みたいな顔して聞いていたが味の想像が全くつかない。
そうこうしているうちに別のおっちゃん(おじB)が来店。いよいよ推し活が激しくなってきたので推される前に自ら注文した。結論から言おう。赤マンボウはうまい。
赤マンボウの照り焼き(???円)。脂さっぱりで美味しい。
何だろうこれ。熱を通してもサクサク歯切れが良くてカジキ?みたいなんだけど、さっぱりとした脂も乗っている。マグロ漁でたまににとれるんだそうです。勉強になるなぁ。
近所のおっちゃんおばちゃんたちが続々と揃い出したころ、久々のみたかや酒場さんに癒されつつ退店。近くに来た時にはまた寄ろうと思う。ご馳走様でした。
コメント