もつ焼きタウンの隠れた名店、新小岩「もつ焼き さとう」を訪問

新小岩

以前から”もつ焼きタウン”として注目していた小岩・新小岩エリア。新小岩駅から最も遠い場所に位置する「もつ焼き さとう」さんに行ってみた。結論から言うとここはガチ。今年訪問した中でも特に気に入ったお店の一つとなった。

場所と雰囲気

新小岩駅南口のルミエール商店街をひたすら10分ほど歩き続けた先。周りに飲食店はなくひっそりとした通り沿いに赤提灯と白い看板が浮かび上がっている。

店内はそれほど広くなく、最大で4名程度のカウンター席とカウンター背後のテーブル席。15人も入れば満席である。焼き場と調理を一手に引き受ける大将とサービス担当の女将さんという構成。

外観(周りは静かです)

カウンター上には銀杏、大ぶりのなす、ししとう、ネギなど焼き物の”タネ”が並ぶ。冷蔵ショーケースと同様、こういうのにはめっぽう弱く余計なものを頼みがちなので気を引き締める。

カウンターに通していただきまずは瓶ビールと煮込み。メニューを眺め、たん、はつ、こぶくろ、しろ、それと季節限定の銀杏、しいたけを味付けおまかせで注文した。

煮込みともつ焼き

お通しは大根と野沢菜の漬物。ひとつまみふたつまみしながらテレビをぼーっと眺めているとこってりと濃い色合いに刻んだ長ネギが多めに乗せられた煮込みが届いた。食べなくてもわかるこれはうまいものです。

煮込み(傑作!!)

経験上この見た目の煮込みはかなり甘いかかなり塩辛いかのどちらか。これは後者で煮込みとしてはかなり振り切った味わいの少数派なのだけど、それでいて味噌と身の旨味がしっかりと閉じ込められている。はっきり言って最近食べた煮込みの中で一番うまかった。

焼き物への期待が極限まで高まったところにはつとたんが登場。塩焼きには山椒をかけるのがこちらの流儀。まず身がでかい。はつ焼きはサクサクプリプリで臭みはなくクリーンな肉質で美味しい。身が大きいこともあり非常に食べ応えがある。たん焼きも同様。山椒の辛味と爽やかな香りも良いアクセント。

たんとはつうめぇうめぇ

続くしろとこぶくろはタレ焼きで。しろ焼きはややディープに焼かれており表面カリカリなかしっとりの美味しいやつ。甘塩っぱい自家製タレは味わい深くよく焼かれた白焼きにぴったりだ。

こぶくろとしろ

しいたけと銀杏とかしら

続いてしいたけ焼き。旬らしく香りが立っておりうす口醤油を少しかけて食べると香りと旨味が増してとても良い。そして新銀杏。220円は安いな…。小粒ながら青みがかった香りと独特の旨味が凝縮されておりこちらも良い。ほんと何食べても美味しいな…。

しいたけと新銀杏

最後にかしらと小ビールを注文してフィニッシュ。長葱とあぶらが挟み込まれたかしら焼き。ガブっと一気に口にいれ三位一体を形成するのが正しいやり方だ。弾力がありただでさえ旨味のある赤身に脂の甘みとねぎの香りが乗って至高の一串となる。

かしら

だから言ったでしょこのエリアすごいって。調べてみるとこちらの大将は同じ新小岩の「おばこ」さんご出身らしい。近いうちに再訪することになると思う。ご馳走様でした。

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