絶品の”だんご”と焼き鳥、阿佐ヶ谷「とりや鈴なり」を訪問

酒場

せっかく中野まで来たのだから近くで焼き鳥を食べたい、となる。遅い時間だったけれど電話をして「しっかり食べます!」と伝えるとOKとのことで急いで向かった。

場所と雰囲気

場所はJR阿佐ヶ谷駅から徒歩4分ほど。商店が軒を連ねる松山通り沿いの2階にある。中に入ってみるとモダンな雰囲気にL字のカウンター。奥の席は焼き場が近くてライブ感がある。

看板

この日は時間が遅かったので店主の方のワンオペ。遅い時間にほんとすみません…。でも嫌な顔ひとつせず色々お話ししていただきました。ありがてぇ…。

一人一コース制で5本と8本から選ぶことができる。こんなもんは8本一択である。焼き鳥以外にもアスパラの豚バラ巻き、甘長とうがらし焼きなどの変わり種メニューがあって、一品料理も一人飲みには十分すぎるくらいある。楽しいなあ楽しいなあ。

サクッと食べて出ようと思う気持ちが強すぎて早速”フルーツトマトの出汁漬け”を注文したらお通しで出しますとね。恥ずかしいにも程がある。

おいしいトマトです

焼き鳥前半

一品目は抱き身。しっかりと中まで火が通ってるのに身はサクサク柔らかく、パリッと香ばしい焼き目も嬉しい。焼鳥屋というのはいきなり攻撃力が高いものを放り込んでくるので全く油断ならない。

いきなりうまい抱き身

二品目は砂肝。サクサクとした歯触りが良い。今まで砂肝はどこで食べても似たような味だと思ってあまり注文しなかったんだけど、色々食べてみるとちょっとずつ食感が違っていて面白い食材だなと思うようになった。

砂肝うまいよね

三品目はアスパラ豚バラ巻き。これがまたうまいんだな。身が割れていたのでアスパラは下茹でとかしてないのかな?シャキシャキで青みのある香り。しっかりと塩を効かせた好みの焼きだ

野菜巻きなのにパンチのある一品

四品目はつくね。ここでは”だんご”と呼ぶべきか。粗挽きでつなぎを使わずに仕上げられていて、食べてみるとごろっと肉塊が感じられる。ジューシーな食感で驚くほどうまい。名物料理となる理由を瞬時に理解した。

もはや肉塊

話を伺うと店主は早稲田のはちまんさんというお店ご出身とのこと。このスタイルのだんごはそちらから受け継いだものらしい。そんなこと言われるとそっちもいきたくなりますね近いうちに行きます。

焼き鳥後半

一品長芋か何かの野菜を挟み(忘れました)、続いてはかわ。カリカリとした表面とじんわり染み出す脂がとてもいい。とり皮ってカリカリ押しとプリプリ押しの2パターンだと思うのだけれど、ちょうど中間、ややカリカリ気味が好きなわけです。鶏の話。

中はしっとり

続いてレバー。しっかりと火が通っているのにふんわりとした食感。ネガティブな要素のないクリーンな香り。うまい。

とろふわです

最後は追加注文のはつもと。ハツを注文したところ品切れで「はつもとならあります」と言うことで出してもらいました。正直こっちのほうが嬉しいよねッ!!

いやこれね、見た目は焦げててアレだけどクニュクニュで旨みも十分、超うまい。あと少し前から思っていたことを言ってもいいですかね?このお店はタレもうまい。タレ焼きが塩焼きと同じくらいうまいのすごく助かる。

最後にもう一杯ビール頂いて退店。結局ビール3杯も飲んでしまった。熟撰なんですよね。1杯600円。おまかせ8品に1本追加で9本、お通しにビール3つで4700円。すごく安い。5000円以下最強クラス、と言う記事を以前書いたことがあるのだけれど、確実にこちらもその一つである。

ちなみにこのお店では淡海地鶏という三重県の地鶏が食べられるらしい。都内では扱っているところも少ないようで、次回はこちらも味わってみたい。あとは日本酒。1軒目で飲みすぎたので調子がいい時に。また行きます。ごちそうさまでした。

↓飲んだお酒。熟撰好きだよ。缶入りのは売っていないのね。

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