大衆割烹とイタリアン?!板橋「松月」を訪問

板橋

板橋散歩で発見した「季節料理大衆割烹イタリアン」というギガ多めの看板が目印の松月さんに行ってみたら本当に本格的なイタリアンが出てきてうま面白かった(早口)。酒場BETTAKOさん、スタンドトトノイさんなど、この辺りは良い酒場が本当に多い。

場所と雰囲気

お店はJR板橋駅から徒歩2分ほど。やきとんの名店「赤尾」さんがある道を進み狭い路地を抜けた先にある。L字のカウンターには先客が6人、カウンター背後のテーブル席はほぼ満員。予約の電話した時「お一人ですよね?予約なしでも全然入れますよー」って言ってたけどめちゃくちゃ盛況じゃん。

入りたくなる外観

テーブル席は地元の方らしきおっちゃんおばちゃんが多くワイワイしてて楽しそう。若いカップルもちらほら。カウンターには肘をついた方の手でビールグラス傾けながらクライマックスシリーズにぶつぶつ文句言ってるおっちゃんがいて平和。

黒ラベル飲みながら店内に所狭しと貼られた短冊メニューを物色。いか刺、秋刀魚焼きなどの中に”熟成生ハム”や”カルボナーラ”が並ぶ。なるほど、これが大衆割烹イタリアンか。うーん…メニューが多すぎる(喜)。

瓶ビール

注文を取りに来た店員さんにとりあえず「白もつ煮込」を告げメニュー探索を継続。「Ken’sイタリアン」と書いてあるのがイタリア料理を勉強された息子さんが作る料理らしい。そして、”めかじきのバターソテー”を発見し秋刀魚刺身と共に注文した。

白もつ煮込みとさんま

白もつ煮込み…でかくない…?直径20センチ以上ある磁器の鍋、上には玉ねぎスライスがたっぷり。白味噌仕立てで優しい旨味。塩味は濃いめ。中身のしろはかなり大ぶりにカットされふわふわの仕上がりでうまい…。玉ねぎスライスは浸してくたくたになってから。煮込み汁の味を吸ってすごくいい。

白もつ煮込み

煮込みと格闘していると秋刀魚の刺身が到着。先日「丸千葉」さんで食べたばっかりだけど秋刀魚なんか何匹食ってもよい。こちらは身が柔らかく脂が乗り切った感じ。こういう魚には甘くない日本酒を合わせるのが様式美。新潟のど辛で流し込む。

脂の乗り切った秋刀魚

めかじきのバターソテー

めかじきのバターソテー、イタリアンバジルをまぶした本格的な一品。バターの芳醇な香りと焼き目と醤油の香ばしさ。身も柔らかくとても美味しい。さっぱりとしたレモンベースのドレッシングを使った付け合わせもよい。

めかじきのバターソテー(日替わりでムニエルになるらしい)

前菜風のつまみもあるし、パスタ、ピザ、魚料理、肉料理もあって普通にイタリアン飲みができるなこれ。どうしても阪神に負けてほしい巨人ファンのおっちゃんが広島の拙守に頭を抱える横で食べるめかじきのソテーは、本格イタリアンと時空の歪みの味がする。この酒場最高だ。

飲んだ日本酒↓

関連ランキング:日本料理 | 板橋駅新板橋駅下板橋駅

コメント

タイトルとURLをコピーしました