衝撃のささみ山葵、不動前「焼き鳥 津田」を訪問

不動前

五反田周辺で焼鳥店を探していて妙に気になったお店に行ってみたら最初のささみ山葵で度肝を抜かれたという話をこれから書きます。一串のサイズ、雰囲気、お値段、すべてがちょうどいい素敵な酒場だった。

場所と雰囲気

東急目黒線不動前駅から徒歩1、2分。最近目黒線乗ること多いな…。外観は工務店?のようなアルミサッシにすりガラス。これはちゃんと探さないと通り過ぎるやつです。

お店の看板

中に入ると縦長の店内。右側が厨房で取り囲むようにカウンターが”コの字”に配されテーブル席はなし。若いカップルからソロおじさんまで客層は比較的幅広い。丁寧な一人飲みおじさん見つけると安心するね。

焼き場を担当する方とサービス全般を担当する方との2名体制。柔らかな接客が緊張で少しこわばっていた気持ちを解きほぐしてくれる。丁寧に注がれるハートランドが実に旨そうではあるが、ここはポリシーに従いまずは瓶ビール。お通しには定番の大根おろし。

焼き物はおまかせ7本2400円、10本3500円の2パターンが基本形なんだけど、アラカルトもストップ制のおまかせも可能らしく自由度が高い。まずは10本行ってみましょう。

前半5本

ささみのさび焼き。一品目からすごいの出てきたなー。ふっくらとしたささみは中まで熱々で火が通っているのにパサついた印象は一切なくふんわりとした食感。本当に美味しい。

うまいわこれは

ささみ山葵って中身がほとんど生の状態のお店もあったりして単品ではあまり頼まないんだけど、わざわざ肉を離して中の焼き加減を丁寧に確認されていて非常に安心して食べることができた。

続いて砂肝。サクサクと小気味良い歯触りと旨味。

頼りがいのある歯触り

三品目はつくね。タレの照りが美しい。やや粗挽きで食感がしっかりある。こちらもパサついた印象は一切なくとても美味しい。

つくね

安定のぎんなん(四品目)

そしてぼんじり。歯を押し返すような強い弾力。噛むとじわっと脂が染みてくるんだけど、その脂がサラリとしていてまあ軽い軽い。ぼんじりの脂っこい印象が吹き飛ぶうまさ。

かつてない軽い脂のぼんじり

後半5本

それでは後半行ってみましょう。まずはアスパラ。みずみずしさと甘さ。

さくさく

続いてせせり。ぷりぷりとしていて強い旨味。噛むとじわっと肉汁が溢れてくる。せせりってどこでいただいても安定して美味しい部位だなあ。

必ず食べたい部位

ねぎがたっぷりかかった厚揚げ焼き。串打ちされた厚揚げは初めてかもしれない。紛れもない厚揚げの味わいだ。ねぎの爽やかな香りで”串休め”によい。

ちょっと休憩しましょう

九品目は手羽先。満遍なく焼かれた皮がとても美しく絵になる一串。香ばしくて身の張りもあってこれもめちゃくちゃうまい。ただ骨は横の方が食べやすいわね個人的に。

ぱりうまです

おまかせの最後は王道のかしわ、たれ焼き。柔らかさと身の弾力が両立した空想上の動物的一品。これはめちゃくちゃうまい。塩焼きもいいけどたれがひたすらうまいなこのお店本当に。たれ焼きオンリーでもいいかもしれない。

かしわ

追加とお酒

おまかせがどれもうますぎたのでいくつか追加。まずは他のお客さんの注文で気になっていた抱き身。焼いたものを串から外して小鉢に盛り、大根おろしと薬味と酢醤油をかけた代物である。パリッと仕上げられた皮目とさっぱり感が絶妙でとてもいい。これは必食だと思う。

名物的な存在の抱き身

二品目は手羽元。脂が甘くてサラッと軽い。これはこちらが使っているつくば茜鳥の特徴なのかもしれないなー。しっかりと噛みごたえがあって弾けるようなうまさ。

手羽元

最後は皮。香ばしさが鼻を楽しませるしカリカリもっちりとしていてとても美味しい。

脂が(ry…

日本酒はホワイトボードの別メニューで10種類ちょいくらいありましたね。今回はこの二つ。

日本酒1杯目

まずは奥播磨。イキイキとした口当たりでお米の甘みがふんわりと効いた1杯目にちょうど良いお酒。

日本酒2杯目

2つ目は惣誉。結構華やかなフルーツの香りがあるけど、それに比べて軽快な味わいでとても好み。こちらも生酒らしいフレッシュな味わいで特に後半の焼き物との相性が良かった。

〆の鳥スープ

おまかせ10本に追加3本、ビール中瓶に日本酒2つで7000円ちょっと。焼き物はやや大きめでこのくらい食べれば十分お腹いっぱい。〆のそぼろ丼はハーフも選べるらしいので次は食べてみたい。近いうちに確実に再訪する案件です。激しくお勧めしたい。ごちそうさまでした。

今回飲んだ日本酒↓ 惣誉が特に良かった。

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